地域活動支援センターとは、障害者総合支援法に基づき、障がいのある方を対象として創作的活動、生産活動、交流など社会参加の機会を提供する場所です。
各地域、事業所で運営内容などが変わってきますが、黒潮町では、黒潮町保健福祉センター内に常設しているほか、サテライトとして出張型の事業を実施しています。
【1】内容
●創作活動、趣味活動
皆さん、自分の作りたいものをつくっています。粘土細工、習字、絵画、ちぎり絵など
●就労の機会の体験活動
きゅうりの箱詰め作業をしています。
チャリティショップぐるりんの活動の補助(仕分け、値段つけなど)
月2回、
喫茶さとう木で接客、コーヒーや紅茶を入れるなどをしています。
●交流
イベントに参加したり、利用者同士はもちろん、たくさんの方々と交流をしています。
毎日、通うことは難しいかもしれないけど、自分が行きたい時に自分がしてみたいことができる場所、地域活動センターくろしおは、そのような場所です。
●相談援助、理解、啓発活動
地域活動支援センターくろしおでは、ご自身の悩みはもちろん、ご家族からの相談にも応じています。最初、この場所へ出向き、相談することは難しいかもしれません。そのような場合は、ご連絡をお願いします。4名の相談支援専門員がいます。地域へも出向いていますので、ご連絡いただけると助かります。
地域住民のみなさまへ向けた「障害理解・啓発」活動を行っています。イベントを通し、活動を紹介するなどしながら取り組んでいます。
近年、困りごとが複雑・多様化しています。それぞれに抱える悩みはあると思いますが、その人がどうして困っているのか、しっかり聞き、その人が持つ能力が発揮でき、望む暮らしを支えることができるよう取り組んでいこうと思っています。また、社会的孤立を防ぐため、様々な活動を展開しながら、皆さまが地域の中で安心して暮らすことができる環境づくりにも努めています。
【2】活動
月曜から金曜 9時30分から15時
【3】利用できる人
町内に住所を有する方で、身体障害者手帳又は療育福祉手帳、精神保健福祉手帳をお持ちの方、自立支援医療(精神通院医療)を受給中の方、その他、黒潮町が必要と認めた方
【4】利用料
基本は無料ですが、実費材料費やイベント参加にかかる費用は負担をお願いします。
【5】利用までの流れ
利用の相談(電話でもかまいません)や見学
申請手続き(黒潮町健康福祉課福祉係 もしくは 相談支援事業所くろしお)
審査
登録手続き(地域活動支援センターくろしお)
サービス利用開始
【6】地域活動支援センターくろしおの特徴
地域活動支援センターにはⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の3種類があります。
基礎的事業として創作的活動、生産活動、社会交流の機会を提供することは同じですが、機能をさらに充実させるため、黒潮町ではⅠ型を選択しています。
≪職員配置≫
・管理者1名(兼任)
・社会福祉士、精神保健福祉士1名(専任)
・保健師、看護師1名(専任)
・支援員2名(1名兼任、1名専任)
※地域活動支援センターⅠ型
事業内容
・医療
・福祉及び地域社会との繋がりを強化するための調整
・地域住民のボランティア育成
・障がいに対する理解を深めてもらうための活動
・相談支援に関する事業の実施
利用者数
・1日あたり20名以上
センター数
・1,005か所
職員数
・3名以上(2名以上が常勤)
・精神保健福祉士や社会福祉士などの専門職員